3.11以降

 
九州視察途中に地震が起き、その後の震災の様子を目の当たりにして、
言葉を失っておりました。

その間、都市建設の専門家を目指す一人として、
一人一人の人間の人生の生活とを考え抜かなければならない、
その強い自覚と覚悟を常日頃からもたなければならない、
見えないものに対しても想像力を働かせ、
信念のためには闘いも厭うべきではない、
など、
強迫観念なのか、内面からわき上がってくる感情なのか、
よく分からない想いがこみ上げてきておりました。

都市を、総体や部分として、すなわち抽象概念として捉えることも
計画においてはある意味では必要ですが,それ以上に、
一人一人の人間や彼らの人生に対する想像力をもっと持つべきだ、と
強く強く実感しました。
 
 
言葉で言うと軽いですね。
でも、この感覚は、腹の奥にどっしりとあります。

いずれにせよ、今後の復興に向けても、できる限りのことをやりたいと
思っていますし、
東北以外の地域についても、さらに真剣に地域に、そこに住む人々に、
向き合っていきたいと考えております。

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