庭の見学会

今日は庭の見学会で、学生達を連れて、新緑の美しい南禅寺界隈を歩いた。
鎌倉時代から近代まで、語るべき物語に恵まれた場所だ。

実は日本の庭に興味を持つようになったのは、大学1,2年時に訪れたバリ島のリゾートの
ランドスケープに魅せられたからだったりする。
最初は見た目から入ったが、日本文化史や庭園史の勉強を通じて、景観の背景にある、
歴史や思想、象徴性の面白さに気づいていった。
景観史、都市史。
自分は生来飽きっぽい人間で、勉強がそんなに好きでもなく、真面目でもないが、
面白いという動機だけでずっと勉強を続けられてきた。それほど面白くかつ深いフィールドだ。

見学会でも、できるだけ「なぜ?」に答えるように心がけて説明をしたつもりだけれども、
ちょっとした疑問や興味をきっかけに、学問の面白さに気づいていって欲しいなと思う。

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