風土の生成力

中村良夫先生ご講演201605265月28日,研究室ゼミに中村良夫先生(東京工業大学名誉教授)をお招きして,
勉強会を行いました.
「風土自治圏を育む」(ランドスケープデザイン誌 No.105)のテキストから改訂を加えた原稿を
もとに,和辻の風土論の読み解き,と,そのまちづくりへの応用について話題提供を頂き,議論しました.

和辻の風土概念を手がかりに,まちづくり・デザインを統合する理論を築こうという試みについて
お示し頂きましたが,かなり確からしく説得力のあるモデルに,圧倒されるばかりでした.

人間は風土的に規定される存在であり,風土は人間の自己了解の手がかりとなる,ことを基礎に,
個人・社会の文化的創造の基盤となり,また社会・結束・自治の基盤となる
「風土の生成力」(生命力,生産力)の重要性が示され,また,個人と社会のダイナミックな
動きの中心的な場となる「萃点」の可能性が示されました.
(以上はあくまで私の理解です)

この理論的統合こそ,中村先生のこれまでの仕事の集大成になるものと実感すると同時に,
その学問の継承と,新たな展開を果たさなければならない,と強く思いました.
そういう意味でも,忘れられない日となりそうです.

 

中村先生の最新のプロジェクト(軽井沢グランドデザイン)はこちら
http://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1427959735599/index.html
http://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1432692278304/index.html
(うち委員長総括はこちら

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