カテゴリー: つぶやき

ひとり会議

先日,突然肺気胸を発症し,人生初めての入院をしました.手術するまでには至らず,肺に管を入れたまま治るのを待つという,5日間の入院生活です.個室だったので久々に一人の時間を過ごせて,日々の雑用から離れて,いろいろとじっくり考える機会になりました.(子供が出来るとそんな時間はなかなかありませんからね) 入院前に,中村良夫先生からいただいたご助言を反芻しつつ,今という時間に,「自分」がやる「べき」仕事は...

旅立ち

  研究室を旅立つ学生たちが、謝恩会を開いてくれました。心暖まる会でした。 1本の博士論文、6本の修士論文、加えて、4本の卒業論文にM1が主力の実践プロジェクトや国際ワークショップ。みなが全力で走り抜けてきました。 研究もデザインも勝負の世界は厳しいです。そうそう認めてもらえるわけではありません。だからこそ結果を求める厳しい指導もしてきました。しかし、それを乗り越え、ひとりひとりが、日々、地道な努...

2019年 今年の抱負

今年も全力疾走でいきます。しかし、なんと私(満38)、今年で数え40になってしまいました。全然実感がわかない・・・。論語の「四十而不惑(しじゅうにしてまどわず)」の「不惑」には、物事の道理によく通じ、何事にも疑い惑うことがない、という意味に加えて、枠にとらわれずに自由に物事を見たり発想したりする、という意味もあるようです。 枠にとらわれずに自由に物事を見たいです。さて、仕事に関しては、これからはあ...

つれづれと

  京都造形大の庭園学講座で「文人の住まいと隠遁の風景」を講じるにあたって原稿を書いた。京郊の山のほとりに住んだ近世初期(寛永前後)の文人たちが、いかに風物、風景を見出したか、というのが主題だ。博論の6章をもとにしているが、これを学会で講演発表したとき、東工大の齋藤先生から、なぜ若いあなたがこんなテーマに興味をもったのか、ときかれたことを思い出した。 ふりかえれば、僕が中高校生の頃、五木...

文化の有形/無形とアイデンティティ

[付記2016.6.10] あらためて考えると、僕が歴史研究のテーマを設定するときに基準としている事は、 まちや人(市民、都市デザイナー)のアイデンティティや価値・規範形成に貢献するかどうか、だ。 その貢献が大きいほどよい(むしろ方法論以上に)と考えている。 ——付記、以上—— 欧米では町の景観そのものが,非常にアイコニックで,歴史をまさに体現するよ...

研究シーズン

卒論修論添削シーズン到来。査読付共著論文の修正、本の原稿や自分の論文の 査読修正もあり、いよいよ忙しい時期に入ったが、研究成果の仕上げの段階の 議論は研究の醍醐味ともいえ、一年で一番面白い時期である。 いい研究の条件は、一に構想・テーマ、二に論文構成とディテール・考察の表現だと思う。 まず、構想・テーマの選択というのはなかなか難しい。面白いテーマであれば誰かが手をつけている。 重要なのに誰も気づか...

2015-2016

2015-年末年始は一年を振り返り、次の一年の目標を定めることにしている。 まず2015年を振り返ると、とにかくあちこちの現場に奔走した一年だった。 いいか悪いか分からないが、結果的にはあらたな種まきを多くすることになった。 とはいえ、足で稼がないと始まらない。芽が出ることを期待したい。 年を経るごとにますます自分の時間が確保できなくなり、今までのように ひとつのことにじっくりと取り組むことが難し...

70年

□□ 追記 2015.12.23 □□ NHKスペシャル「新・映像の世紀」第3集 第二次世界大戦 世界は独裁者を求めた、をみた。 気づいたことがある。戦争の本質は、「私益の確保のための他者の論理の排除」にある ということである。 欧米各国での極右政党の躍進をみていると、時代は繰り返していることに身震いを禁じ得ない。 共同体の利益確保は否定すべきものではないが、異なる共同体や文化圏にいる他者との 相...

ストーリーづくり

  近年,文化財行政は保存から活用へ,まちづくり行政も歴史資源の再生と活用へ, という大きな流れがあり,文化財行政を越えた歴史文化資源のマネジメントが 大きな課題になっているといってよい. また,その資源も,世界遺産レベルのものから,市民遺産レベルのものまで広がりがある. そこで重要視されているのが地域の歴史文化のなかの「ストーリー」である. 地域に潜在する資源群を一連の卓越した(しかも分かりやす...

新年度

平成27年度がはじまりました。 今年度はこれまでにないほど忙しくなりそうです。 今年度中には、研究論文の執筆や学生の論文指導のほか、 近江八幡市の観光まちづくり計画の立案(研究室プロジェクト)、 伊庭の文化的景観調査報告書の執筆、 宇治茶の文化的景観・海外類例調査(仏蘭西と中国)、 都市の歴史と計画WG、 などに取り組みます。 大変ではありますが、いずれも今後の自身の可能性を占う重要な案件です。 ...