カテゴリー: つぶやき

オーラルの編集という手法

Binセミナー17 での議論ののち、ご講演された中村さん(ウィスコンシン大)や羽藤先生、 松村先生(大阪大)とやりとりしていて、計画のための調査のあり方についていろいろ考えている。 中村さんが参加しているプロジェクトは、オーラルヒストリー調査として、フィジカルな環境の意味の読み取りというのを契機として、...

まちづくり×クリエイティビティ

「デザイン」っていうと,そこに新しいコンセプトや,形態上の斬新さ, クリエイティビティを,その内に含んでいる. 都市デザイン,もしかり. アーバンデザインは,田園都市以降,ニューアーバニズムにしろ,アーバンビレッジにしろ 少しずつ形を変えながらも新しさを求めているようにみえるし, 「アワニー原則(199...

“景観”と教育について

景観教育の目標は「景観づくりの現場において必要な,多様な視点から深く適切に判断する力を養うこと」 であると思う.さらにエンジニアリングとして求められるのが,ある目標像に対して,それを 「いかに実現するか」,その技術を養うことだ. 判断力や技術力を養うには「徹底的なフィールド」,「膨大なケースの深い理解」...

気づいた

ルール地方の都市構造はまさに「間にある都市」である. 工場や郊外住宅地の間に多くの分散した緑地が広がっている. 単なる緑を,公園化し,魅力的な空間へと転換するとともに, これをネットワーク化し,インフラを再利用することで,地域=「景観公園」として, 緑地の地域資源性を格段に向上させた. この考え方を日本...

リ・スタート

ベルリン、ポツダム、鉄の町やら国境やら、コトブス、ドレスデン、デッサウ、 そしてその間の数多くの集落をめぐっていますが、考えることと刺激とが大きすぎて すぐには整理できそうにありません。調べるべきこともたくさんあります。 縮小都市問題 都市の産業転換 都市のコンテクスト 歴史遺産、産業遺産の活用 環境再...

世界のプロジェクト その1

修士の時にインターンで短期滞在していた町、バーゼル。 そのバーゼルの中心市街地を対象にした都市再生のコンペがあったようです。 勝ったのは OKRA LANDSCHAPSARCHITECTEN, MAXWAN, BASLER &HOFMANN のチーム。 http://europaconcorsi...

彩り

人と人が関わり合って、支え合うような生き方を、醸成するような場づくり。 これって、まちづくりにおいて、最も上位のコンセプトだと思う。 公共空間のデザインといっても、ちょっときれいな空間をただつくる ことにどれくらいの意味があるのか。 それが人々の誇りになったり、「日常に彩りを加える」ものにしていかなけれ...

地方都市

映画「サウダージ」を観た。 疲弊した地方都市で生きる若者達の行き場のない閉塞感。 「この街ももう終わりだな」 生気を失った繁華街。人が街をつくり,街が人をつくる。 じわじわと自分たちを追い詰めていく「何か」。 鬱屈した生活からの現実逃避、という現実。 どうしようもない。 でも、明るいのである。 諦めじゃ...

研究会

研究会とは,研究室から外に出て,他の大学・分野の先生方と集まり,1時間程度の完成度の高い 研究発表と濃密な議論を行う会のことだ。 次から次とやってくる研究会の発表に追われているといつの間にか時間が過ぎるというライフスタイルになってきてしまっている。汗。 なんか最近多い気がするな,と思って,数えてみたら,...

2012年は

2012年も早一ヶ月が過ぎてしまった。 年明け早々,研究会合宿と,2つの研究会での発表,海外への研究留学のプロポーザルの作成, 卒論,修論の追い込みなどが重なり,ずっと追われ続けていた。 今も修論チェック中とはいえ,ようやく落ち着いてきて,ふとブログの存在を思い出した. さて,今年初の記事なので,今年の...