山村の暮らしと景観 −奥永源寺

最近,山村とご縁があります。奥永源寺の主要な集落の実見調査をしました。歴史がとても面白い。木地師の伝統,政所茶,茅葺きの家々。山村の暮らしが時代とともに変わりながらも今に続いており,それが景観にあらわれています。 こうした文化は本来的には時代とともに移り変わるものではありますが、地域の遺産としてどこまで次世代に継承できるかどうかが課題です。「継承しよう」という意志がなければ難しい。地域固有の文化に...

北嵯峨の景観の継承にむけて

11月7日、京都、北嵯峨の農の景観のありかたを考えるワークショップ(京都市主催)にて、 「北嵯峨の文化的景観の価値を探る」と題して、講演をいたしました。 北嵯峨の景観は、美しい景観でありますが、単に美しいだけではありません。 歴史の唯一性の重み、その重層性が、文化的景観としての価値を際立たせています。 このことについて、以下の4点から、その価値を掘り下げました。 一、秦氏の根拠地 二、離宮嵯峨院と...

和束町 宇治茶地域カンファレンス

2017年10月16日,和束町にて,宇治茶の文化的景観調査研究結果報告会 (地域カンファレンス,京都府・和束町共催)が開催されました。 山口(宇治茶文化的景観調査研究会議委員)がこれまでの和束町内での景観調査の経過報告を行い, パネルディスカッションでは,の藤井先生(同会議委員)をコーディネーターとして, これからの和束における茶業と景観づくりをどのように考えていくか議論をしました。 茶に適した自...

伊庭の水辺景観 マップ完成

伊庭(東近江市)では,重要文化的景観選定に向けた学術調査の成果がようやくまとまり,今年度中に調査報告書が出ます。それにさきがけ,「伊庭の水辺景観」が日本遺産「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」の構成遺産となったこともあり,東近江市さんからの依頼を受けて,伊庭のマップを作りました。以下は広げた画像ですが,実際は4つ折りです。 こちらからダウンロード(PDF)していただけます。 執筆/編集:...

黒川温泉にみる造景の知恵

M1の寺島君と黒川温泉の公共空間における修景の経過と技法について調べています。 ここには全国のモデルになり得る、さまざまな知恵が隠されていると考えています。 先日、黒川温泉で寺島君と勉強会に参加し、成果の中間発表をしました【研究室ブログ】。 さて、僕がはじめて黒川温泉に来たのは2004年で、景観の勉強をしはじめた頃でした。 このときは南小国町で3泊しました。当時の僕は「渓流沿い露天風呂」に夢中で、...

久御山町まちづくり・地方創生セミナー

8/21に「久御山町まちづくり・地方創生セミナー」に講師として参加させていただきました。 http://www.town.kumiyama.lg.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=2426 洛南タイムスに趣旨を簡潔にまとめていただきましたので、以下、一部を転載してご紹介します。 —- 今後のまちづくりについて、町長や専門家が議論を交わした...

早稲田まちづくりシンポジウム

早稲田まちづくりシンポジウム2017、【地域の持続のかたちを考える−千年を生き続けた知恵を活かし、ふるさとの暮らしを未来につなげるために−】に、セッションのコーディネーターとして参加しました。 http://www.toshiforum.arch.waseda.ac.jp/sympo.html セッション1は、石川先生、二井先生、稲葉先生のおかげで、質の高い討議になりました。 シンポ全体も、多くの...

五島巡検

重要文化的景観区域内の公共デザインの仕組みについて、4つの景観行政団体へのヒアリング調査と現地調査のため、五島列島に行ってきました。研究課題については勿論のことながら、潜伏キリシタン関連遺産の歴史的背景を深く知ることができ、集落景観のみかたをあらためて考えるきっかけになるなど、充実した視察でした。あと、やはり鉄川与助の造形センスには驚かされました。 ○五島のキリシタン集落 https://ja.w...

2016-2017

賀正 年が明けた。とはいえ、昨年中に締切の仕事をいくつか持ち越してしまっていて、 まったく気持ちが時間の流れに追いついていない。 区切りをつける意味でも、備忘録としても、一年の仕事を振り返っておきたい。 2016年は依頼原稿や報告書の執筆が重なり、締切に追われるように過ぎてしまった。 ざっとあげると都市基盤史研究会の成果本の論文、コンペガイドラインの事例編、某事典の記事、 伊庭の文化的景観調査報告...

夏の合宿2016

今年から、研究室4年生(+希望者)向け、夏のデザインWSをはじめました。 3日間の短期集中型演習で、修士・博士の学生にチューターをお願いし、 スタッフとゲストの研究室先輩が批評を行うといった形にしましたが、 なんと3日間で、9名の研究室卒業生がゲスト講師として参加してくれて、 学生たちに助言、叱咤激励をしてくれました。 夏の合宿 1日目 夏の合宿 2日目 夏の合宿 3日目 みなさんに支えられて、充...