2025振り返り

2025年も最後の日、恒例の1年振り返り。今年の1年を一言で振り返ると・・・
「スケールアップ」でしょうか。
実務・研究のスケールが一段上がった、一段階ギアがシフトチェンジした、と実感できた年でした。

視座について
まず言えるのが、これまでから一段上の立ち位置で施策や制度設計に関わる機会をいくつかいただいて、より上位で、仕組みを見る視座、仕組みを設計する視座が固まってきたことですね。視座って自分だけの関心だとなかなか変えられないです。仕組みにはコンテクストとかイシューがそれぞれあり、それらを深く理解した上での課題感ややり方を深められた年でした。視座が変わったら、新しいアイデアがたくさん生まれるし、リサーチにおいても海外を含めて事例の何に着目すべきかが見えてきます。
まだ言えること言えないことがありますが、都市分野では国交省の検討会の座長のほかにも、いくつかの地方公共団体や民間ベースの仕組みを日々考える機会をいただいて、国の道路局、水局の委員等もやらせていただいて、法制度から事業・施策まで、考えたり意見交換したり、AIも使いこなしながら調査を重ねて、提案したりする機会もいただいて、日々むちゃくちゃ知見のインプット×アウトプットできています。いろんな機会をいただくのが、それを研究に反映できるのが、本当にありがたいです。

について
世の中、何より人との出会いですよね。2025年は、これからの人生で大切にしたい出会いや、出会い直しがたくさんあった1年でした。そういう意味では、これまでの人生で一番いい年だったかも。広さだけでなく、深さも。
実務も、年齢的なものとか立場的なものもあると思うけど、政策の意思決定者や民間企業の事業の意志決定者など影響力をもつ人達と、共同での取り組み検討を通じて、目線を近くして関係が深められました。あと、これはすごくいろんな場面で感じますが、いろいろな経験がすべてつながっていると強く実感できてきました。まったくちがう文脈のものが、かなり構造や考え方が近いとか、で、すごく応用できるのです。人は、隣の分野のことはあんまり知らなかったり、人もつながっていなかったりするので、そこを横断できるのがとても強みだなあと。
海外視察・訪問を通じて、さまざまな新たな関係・ネットワークが出来たというのも収穫でした。

コアなところでいうと、去年から構想・検討を進めていた関西の鉄道会社6社との検討会議が立ち上がり、企画が進みはじめました。
ほか、まだオープンにできないですけど、来年以降につながる重要なプロジェクトの企画がいくつかできました。いろんな仕組みも立ち上がります。オープンになったらここでもお知らせします。

まあその反面、今年は、特に後半が、超絶忙しかったです。10月半ば以降は2ヶ月半で土日含めて1日しか休みがなかったくらいで(これ労務管理上削除した方がいいかも?)。あちこち飛び回ったり、講演会・意見交換(とその資料作成)が続く日々で、ブレイクしたばかりの若手芸人みたいな日々でした。年末の1ヶ月ちょいで8回講演したあたりは、さすがに限界に近かったです。全部別々のテーマだし、1時間とか話すし、そこで最先端の情報提供しないといけないし。
そのかわり、近畿地方の首長向けトップセミナー(近畿建設協会主催)や、EA協会の15周年記念イベント、大阪のまちづくりグランドデザイン(大阪都市計画局主催)のWSなど、いろいろ面白い企画に登壇させていただきました。あと、関西の50社を超える会社が会員の「シテさろん」では、今年、2度のトークセッションに登壇させていただき、2/5にはシンポジウムもやります。逆に、仕事を取捨選択せざるを得なくなっていて、申し訳ないけどお断りせざるを得ないこともでてきました。

まあでも、プレゼンを作るプロセスって、調べ物したり体系化するモチベーションになるし、むちゃくちゃ頭が鍛えられるし、学びの機会になるので、自分の思考を成長させるいい機会になってます。でも毎日、朝から晩まで予定があるので、講演の準備がどうしても睡眠時間を削って深夜に、とかなりがちで・・・。面白い切り口やメッセージを考えてドーパミンを放出しないと眠くなるし。精神力は全然大丈夫なんですが、寝不足で倒れたらどうしよう、と思いながら・・・、だましだましやってたら走りきることができました!なんとか健康で1年やりきれたのはよかったです!でも体鍛えないといけないね!

国交省系の雑誌にもいろいろ書かせていただく機会をいただきまして、雑誌『都市と交通』の立体都市特集では「総論」も書かせていただきました! これからもいろいろ発信していきますよ!

で、調査や出張もいろいろ行きましたが、今年の出張で特に印象に残っているのは、国内では、
・奥入瀬、十和田の自然 で、特に奥入瀬の渓流が天然の庭のようで最高でした。
・瀬戸、多治見、美濃の焼き物の里 は、弥生時代以降の歴史的変遷から現代に産業として続いている点が興味深く。多治見市の本町(オリベストリートっていうらしい)もよかった。

新緑の奥入瀬渓谷は最高でした!
多治見市モザイクタイルミュージアム(藤森照信)


国外では、研究のために行った欧州はもちろん多くの収穫がありましたが、それが以外だとシンガポールとバンコクの調査でたまたま行った場所も印象的でした。写真をいくつか挙げると、シンガポールの都市空間整備は次元が違います。やりきってます。事業としても設計としても施工・管理としても、やりきるとここまででできると勇気をもらったし、視野を広げる、いい経験になりました。

圧巻かつ必見のジュエル(シンガポール・チャンギ国際空港)。これつくるの頭おかしいとさえ思える。
とことんやりきってるガーデンズバイザベイ。シンガポール政府による国家プロジェクトです。万博みたいもんかね。
ロンドンのバタシー発電所のリノベーション(ウィルキンソン・エアー設計)もめちゃくちゃよかった。

海外調査もいろいろいったなあ。本当はもっと行きたいけど、時間がなかなか確保できない・・・。

最後に、デザイン関係の受賞の報告も。今年は2件、受賞いたしました!
関係者の皆様おめでとうございます! 取り組んだ仕事が、外からも評価されるのは、うれしいですね。

・グッドデザイン賞 2025(「中之島通の歩行者空間化」および「御堂筋ほこみちユニットベンチ」)
土木学会デザイン賞 優秀賞(「中之島通の歩行者空間化」)

というわけで、2025年は日々、めちゃくちゃ充実してましたし、楽しかったです。

2026年も楽しい年にしたいです!
同時に少し仕事を減らして、余裕ももちたいです!