作成者: yamaguchikeita

船場社会実験2024秋

先週末に実施された大阪南船場・博労町のシェアドスペース社会実験 2024秋。主催は船場まちづくり検討会・大阪市建設局)。地味にみえますが、歩道のない道路での、チャレンジングな実験です!  車両の交通規制をかけずに、バリカーの代わりに移動式プランター、全区間で自主警備2人だけと、数年間の地道な積み重ねもあ...

錦橋–中之島ブリッジテラス2024秋

昭和6(1931)年に土佐堀川可動堰として設置され、現在は土佐堀川にかかる歩行者専用橋となっている錦橋。この近代大阪を象徴する鉄筋コンクリートアーチ橋は、1985年に橋面の美化改修が行われ、橋上ギャラリーとなりました。そして今、中之島ブリッジテラスの取り組みと並行して、新たな橋のあり方が模索され始めてい...

近況報告 2024 夏

随分久しぶりの更新になってしまいました。申し訳ないです。 特に何かあったわけでもなく、単純に日々仕事に追われており、心の余裕がなかっただけです。実際、この1年半、人生で最も忙しいといってよい日々を過ごしていたのも事実ですが。 毎日、朝昼晩ずっと打ち合わせや会議をしているような日々ですね。おかげで瞬発力、...

中之島通歩行者空間整備

先週11/15に供用開始された大阪中之島通と中央公会堂前の歩行者空間。ネオ・ルネッサンス様式の公会堂の建築物の素晴らしさが際立つ広場空間になりました。外国にあるような広場になり、多くの方が足を止めて、公会堂の写真を撮られていました。 以下、歩行者空間整備のポイントをあげると、 ・元3車線→暫定2車線→1...

2022-2023

2022年の振り返りと2023年の抱負を備忘録的に書く。 2022年はまちづくりの実践的活動に多くの労力を費やした。さまざまな現場で、多くの経験をさせていただき、多くの人とのご縁をいただいた。ありがたいことである。 しかし、体は一つ、時間も限りがあり、いろいろと手を広げてきた自分自身のやり方の限界を感じ...

加速化する都市のモーダルシフト

交通エコロジー・モビリティ財団の環境的に持続可能な交通(EST)のメールマガジン「環境的に持続可能な交通を目指して」第197号(2022.12.26)に寄稿しました。以下、転載します。
 2022年9月、4年ぶりに欧州の都市を実地調査し、この数年の劇的な変化に驚きました…

ダイアローグ

最近、ミハイル・バフチンの対話理論に関する解説書、それを援用した実践書を読んで、とても参考になったので共有します。 バフチン(1895-1975)はロシアの思想家・文学評論家ですが、臨床精神医学分野で、バフチンの考えを援用したオープンダイアローグのアプローチが、近年非常に大きな注目を浴びており、それにと...

仮想か現実か。その境界は。

コロナでしばらく東京出張できず、先日用事で1泊。その際、コロナ前から行きたかったチームラボの展示をようやく見に行きました。京都駅東南部にもできることですし。 写真は、「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体」という作品中のもの。新しい庭の表現ですね。空間体験もすばらし...

地球環境学堂へ

2022年4月より、地球環境学堂に所属替えになりました。都市基盤デザイン論分野を担当します。 とはいえ、工学研究科も兼任で継続を担当しますので、実質的にはこれまでと変わらないのに加えて、地球環境学堂の運営にも関わる、ということになります。 吉田キャンパスにも分野で一室、居室を設けていただいたのですが、そ...

龍野地区まちづくりビジョン

「龍野地区まちづくりビジョン」(2022-2036)が公開されました。播磨屈指の歴史的町並みを誇る龍野地区で、地区全体の課題と資源をまるごと捉え直し、地区内の組織・人が結集し、総合的かつ有機的に地域資源を管理・活用するまちづくりが始まっています。