防災と景観
2014.9.17追記読売新聞夕刊一面(2014年9月16日付,京都)で嵐山の治水と景観に関するコメントを取り上げて頂きました.(クリックして拡大) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先日,嵐山で防災と景観を考える勉強会が開かれて,私も話題提供をしまし...
風景は、環境の鑑賞でありますが、 さらに広くいえば環境の「解釈」であるといえます。 鑑賞にとどまらない解釈という点から風景ととらえれば、風景論の射程はぐっと広がります。 景観の歴史研究の醍醐味の一つは、大きくいえば、環境の解釈を読み解くという営為にあると思います。 歴史上、人々が、それぞれの価値観や世界...
地域デザインの実例として、仏教をとらえてみると、そのすごさをあらためて感じる。 生き方を指南し、極楽・浄土というビジョンをもたらし、 コミュニティを形成し、助け合いの核になる。 ときに中国からの最先端技術を用いて、溜池を造り、用水路を造り、困窮した民衆を救済する。 念仏を唱えれば極楽にいける、とか、現世...
都市緑化シリーズのVol.4は、お手本にしたい地域再生&場所づくりとして、 ベルリンのモーリッツ広場(Moritzplatz)にある「Prinzessinnengärten」を紹介します。 2009年夏に設立されたコミュニティ型農園で、僕が訪れたのがその3年後の2012年。 写真はそのときのものです。 ...
前回までは、地域計画として農地や空地を利用した緑化を取り上げたが、 今回は商店街に着目して、既存の都市空間の高質化としての緑化を取り上げたい。 中心市街地活性化、地方再生の両方の文脈で実践が進んでいる。 もともと、日本人は密集した都市のなかでも自然を楽しんできた。 たとえば「市中の山居」(参考)に代表さ...
今日はロンドンの都市緑地計画を紹介します。 非常によくできた、地域再編提案であり、フレームワークだと思います。 非常に簡単にですが、以下の様な課題と手法が見受けられます。 課題 ・気候変動,洪水リスクの増大,ヒートアイランドへの対応 ・産業構造変化に伴う地域衰頽,社会問題 ・分散的都市化,断...
こないだとある先生と(飲みながら)議論したときのやりとりを備忘録的に残しておきます。 こんな質問をされました。 「研究とはそもそも科学的普遍性を重視するものだが、 固有の景観や、固有の都市の歴史の研究にあたり、この普遍性の問題は どう考えればよいのか?」 これは特に理論研究をされている先生が必ずもた...
ドイツ留学以降,とりわけ都市緑化の方法について考えるようになりました. 学生諸君によるコンペでも是非積極的に主題として取り上げてもらえれば と考えているけれども,ここでいくつかの事例を紹介します. まず,緑化施策という点で日本で最も進んでいる自治体の一つである横浜の 都市緑化施策をあげます.市民緑化制度...
土木学会誌100周年企画「土木学会誌99巻をふりかえる」の編集作業が 終盤にさしかかっている。私は第一回(1915-24)と第八回(1985-94)を 担当したが、その際、土木学会誌の流れをつかむために、結構な量の記事を 読んだ。(80年代生まれの)私にとっては勿論始めて読む内容が多く、 特に1960年...
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