広沢池の保全管理を考える
先日行われた、広沢池の今後の保全管理のあり方を考えるワークショップ(京都市主催)に参加し、その歴史的風土(風致)の成り立ちやその本質的価値について講演をさせていただきました。 それに先立ち、久しぶりに広沢池周囲を歩きました。たまたま、隣接している新興宗教系の教団の聖地とされている平安郷の一般公開があり、...
先日行われた、広沢池の今後の保全管理のあり方を考えるワークショップ(京都市主催)に参加し、その歴史的風土(風致)の成り立ちやその本質的価値について講演をさせていただきました。 それに先立ち、久しぶりに広沢池周囲を歩きました。たまたま、隣接している新興宗教系の教団の聖地とされている平安郷の一般公開があり、...
M1の寺島君と黒川温泉の公共空間における修景の経過と技法について調べています。 ここには全国のモデルになり得る、さまざまな知恵が隠されていると考えています。 先日、黒川温泉で寺島君と勉強会に参加し、成果の中間発表をしました【研究室ブログ】。 さて、僕がはじめて黒川温泉に来たのは2004年で、景観の勉強を...
早稲田まちづくりシンポジウム2017、【地域の持続のかたちを考える−千年を生き続けた知恵を活かし、ふるさとの暮らしを未来につなげるために−】に、セッションのコーディネーターとして参加しました。 http://www.toshiforum.arch.waseda.ac.jp/sympo.html セッショ...
土木計画学2016年春大会「土木計画学50周年若手セッション」(2016年5月29日)にて 発表を行いました。今後の議論を呼び起こすためにも、講演録全文書きおこしを掲載します。 まだまだいい足りない事や、議論が必要な点も多いです。 メール等にてコメントいただければ幸いです。 ——...
この間本郷で某お方と飲みながら議論していたことに触発されて少し考えたことを備忘録的に。 僕や同年代の世代、研究室では現象学的に景観を捉えるというアプローチで議論を展開していました。 確かに中村先生の、知覚を通じて環境世界を分節する「見分け」「言分け」のような考えが基礎として定着し、 今でも所謂第三世代と...
今週末の風景史シンポ第二弾@京都(7.12)では、前半の話題提供では嵯峨野の話をして、 後半の議論では、京(みやこ)の歴史を郊外から読むという視点を示したいと思っています。 一方で、前回の東京での中村先生の講演と議論をふまえて、風景史学の意義についていまの 自分の考えを整理したので、以下に備忘録的に書い...
最近いろんな方と議論して,自分のなかで気づいたことを書きます. さて,話題は土木における「景観」という研究分野についてです. 結論から言うと,土木の景観工学は実践のための学として生まれましたが,これまでの 景観研究は基本的に「批評(Critique)」であった,ということに気付いたという話です. さかの...
昨日、土木学会100周年記念シンポジウム「土木遺産の地平」を聴講した。 http://www.jsce.or.jp/taikai2014/dobokuisan_program.html いろいろと示唆に富む発表があったが、最も印象に残ったのが、中村良夫先生の問題提起である。 以下、その概要を示す。 ...
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