世界のプロジェクト その1
修士の時にインターンで短期滞在していた町、バーゼル。
そのバーゼルの中心市街地を対象にした都市再生のコンペがあったようです。
勝ったのは
OKRA LANDSCHAPSARCHITECTEN, MAXWAN, BASLER &HOFMANN
のチーム。
http://europaconcorsi.com/projects/175373-Concept-design-for-the-Basel-city-center
http://www.maxwan.com/maxwan/vision-for-basel/
コンセプトは”Shared City”
‘Shared Space 2.0’から導かれた考え方で、歩行者と遅い交通の復権を目指す。
確かにバーゼルの中心市街地は少し”古くさい”感じはした。
車の交通量が多いのに車道の幅が大きいとか、トラムの走っていないところの無機質な感じとか。
バーゼルではいろいろな建築プロジェクト、都市開発プロジェクトが動いていたが、
ついに旧市街地を中心に全体が動くことになるのか。
Project durationは、
– Phase 1 preparation
– Phase 2 study contract design concept city (Oct 2010 – Aug 2011)
– Phase 3 development of concept design center (from autumn 2011 – mid 2012)
– Adoption and implementation of Phase 4 (from mid-2012)
となっている。
そして、その一方で
IBA Basel 2020
が展開しようとしている。
そして、アイディアコンペの公募が出されている。
http://www.iba-basel.net/de/aktuelles/Ideenwettbewerb
バーゼルから目が離せない。
こういう公共空間に対する一つの統合的なコンセプトによって、都市空間を
広域的かつ網状に再編していくというのは非常に有力なやり方だと考えている。
よく知られたものは、コペンハーゲンやストラスブールだが、こういった
アプローチはどんどん増えている。
将来的には日本の都市でもこういう仕掛けをしていきたいと思っている。