ドルトムント到着

ようやくネットが使えるようになり、ブログがアップできるようになりました。
なんだかんだ言っても海外生活の立ち上げは大変。少し振り返ってみます。

7月1日、日本を出て十数時間かけて、フランクフルトに着き、
あらかじめd-bahnのhpで予約したICEに乗ってドルトムントに向かう。久しぶりのドイツ。
2005年のハイデルベルク~カールスルーエ、2010年のハンブルク、リューベック以来。
時差7時間だから、19時に電車に乗った時点でもう日本は26時、眠い。
最初は、海外に来ている実感というかドキドキ感があまりないな、(国内出張のような感じだな)
年を取ったなと思っていましたが、ケルンにさしかかり、いくつかの教会が姿を見せ、
ケルン大聖堂が車窓一杯に現れたとき、「あ~、ヨーロッパ(ドイツ)にきた!」と
しみじみと実感。

ルール地方にさしかかり、事前の情報通り、どこまでも続く森や農地の緑のなかに
工場や工業で発達した都市が点在していて、じわじわと期待感が膨らんでくる。

さて、ドルトムントには21時半着。Jan先生が迎えに来てくださって、車で僕の家へ向かう。
ヨーロッパの夏は21時半でもまだ明るい。1年で最も日が長い時期だしね。
その道中にもビール工業のリノべーションやスタジアム、街路、大学などを車上から案内いただく。

家へ着いた。この家は自分で探して独力で契約をした。
(以下は、これから海外インターンや留学に行きたいと思っている人に向けての
参考になればと、詳しく書きます)

僕の場合は、Home Companyという会社のネットのサービスを使って(日本のhome’sに近い)
家具付きの家を探した。場所と写真が掲載されているので有り難い。
ホームシェアより多少かかるが、手間はシェアより楽かも。
家を決めたら、英語でメールのやりとりをして、不動産会社に2万円ほどの手数料を払うだけで、
大家と仲介して契約を進めてくれる。
契約書はドイツ語だったけど、一応機械翻訳に書けて、チェックしてサインした。
手数料はクレジットカードで、賃貸のお金はこちらにきて銀行に振り込みます。

修士@IAESTEの時は自分がどんな家に住むのか、来るまでわからなかったので、
自分でできるなら日本で契約してしまってもいいかも。
ただ、鍵の受け渡しだけ、受け入れ大学の方にお願いしました。

家は佐藤春夫の「田園の憂鬱」を思い起こすような田園地帯にある。
僕の勘違いで、大学から5分と思ってたら、歩いて20分もかかる・・・。
その代わり、煉瓦造りの家と周囲の緑が気に入った。窓からの眺めがいい。
どうもこの部屋は僕が初めての家主のようで、すべての調度品、家具が新品だった。
キッチンも新しい。オーブンまである。自炊派にとっては有り難い。
レンジも、アイロンもある。ラッキー。

 

写真は家の窓からの眺め(机と寝室)

さ、家に着いて重要なのが、
ネット、お湯の出し方、洗濯機の使い方、ゴミ出しの仕方、等々の確認で、
日本とは違う場合が多いので、大家さんも交えて全て確認した。
その後、家でJan先生といろいろ打ち合わせ。23時半までかかった。
翌日の朝食をお持ち頂いた。大変助かりました。
あとは寝るだけ。

さ、次の日(7月2日)、やるべきことをやってしまうぞ、と。
1.プリペイドSIMカードと、プリペイド携帯の購入。
2.生活必需品の購入
3.バス・トラム・電車の統一定期券の購入
に走り回る。

家でネットが使えればいいんだけど、そうではない場合、自分でなんとかしなければ
いけない。僕はイーモバイルの機器(ポケットwifi)をもっていって(最近のはSIMフリー)、
現地の携帯電話会社(O2にした)でSIMカードを買って、プリペイドの契約をする。
使い放題で月30ユーロほど。日本と同じくらい。
電話は別途プリペイドのものを借りた。
英語が話せれば一人でもできる。やり方は検索すれば出る。

さ、生活必需品。ラッキーにも大学との間にきれいで立派なスーパーがあった。
近くにスーパーがあるかどうかは重要。どうも今年の3月できたのだとか。
調味料のほか、野菜、ハムやチーズなど食料を購入。野菜安い!ハムもチーズもみんな安い。
家具付きでなければ自炊はできない。僕がもっていってよかったのが、
醤油と液体のだし。インスタント味噌汁もGood。

しかも徒歩5分のところにビールの卸みたいな店があって、40種類以上の
(かぞえてみた)ビールをそろえていた。毎日飲まないと飲めないくらい。
で、水と一緒に、8種類のビールを買った! これまた瓶ビール1本1ユーロ未満の安さ。

そしてバスとUbahnを乗り継いで町の中心に出かける。
このとき使えるのが、googleのマイマップのアプリ。
iphoneでキャッシュでオフラインでも使える。
バスの時刻表もこれにいれておくと閲覧が楽。
(文字情報もオフラインで閲覧可)

1ヶ月単位の滞在なら定期券を買っておくと便利。ヨーロッパは日本に比べて定期が安いし、
切符を買う手間も省ける。早速購入。これでDusseldorfまで圏内のすべての公共交通が
乗り放題になった。でも1万円強。初日に買っておくと移動しやすい。

あと、必要かどうかは分からないけど、日本からモバイルプリンターを持ってきた。
スイスのときになくて困った。チケットの発券など。
長い移動は、D-bahnやSBBなど、ネットで事前に切符を買って、プリントアウトすることが多い。
いまなら大部分はiphoneやipadで代用できるかもしれないけど、
論文等の文章情報はやはり紙で読むに限るので。

さて、ドルトムントを一日歩いて、大量買い出しして、
夜はJan先生と奥さんと一緒に食事をして談笑。IBAエムシャーパークのことや
EUの政治のことなど、いろいろと教えてもらった。
場所は広場全体がオープンテラスになっていて、とてもにぎやか。ビールも美味しかった。
そして、夕暮れの中(10時半)のフェニックス湖周辺の開発を湖畔を歩きながら視察し、
家まで送って頂きました。

以上、ドルトムントの1、2日目でした。
いよいよ明日は研究室訪問です。

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