Anselm Kiefer
最近、電車に自転車を積んで、あちこちにフィールドワークに出かけています。
昨日はGelsenkirchenからBottropまで40km走りました。山登り(Mining Tip)とかもしながら。
しかしすべての道は制覇できそうにないですね。到底。700kmだからね。
でも、Google Mymapがかなり充実してきた。
今日はDuisburgの河川港周辺のウォーターフロント再生事例をみてきた。
運河沿いの倉庫などもすべてリノベーションされて、クレーンなどもそのままおいてます。
港沿いの公園はあのDani Karavanの設計。
英語名:Garden Of Memories
最初はなんだ、この廃墟をそのまま残したものは、と思って驚いたが、
だんだん慣れて、まあこういうのもありだな、と。ただ、公園の管理はダメで。
洗練された雰囲気を出す下地がいまいちで、期待したほどではなかったかな。
(期待が大きすぎた?)
その公園に隣接するShlaichの橋はいつもながらよかった。
橋が動くところは見られなかったけど。
先日行ったGelsenkirchenの橋もすばらしかった。いつも期待以上の感動を与えてくれる。
http://www.sbp.de/en#build/category/93-Bridges
とはいえ、今日最も感動したのは、Anselm Kieferという作家の展覧会。
Anselm Kieferは僕の好きな作家の一人で、画集も数冊もってはいるが、
これまでなかなか作品をみる機会が少なかった。ずっと伺ってたんだけど。
それが、Duisburgのウォーターフロント再生の目玉とも言えるMKM(現代美術館)
でKieferの展覧会をやっていることを先日チラシでそれを知り、今日はそっちにわくわく
しながらDuisburgに行った。で、企画展もよかったがコレクションがすばらしい!!
Kiefer祭り!しかも大作揃い。 本当に倒れてしまいそうでした。写真もとって良い切符の良さ。
Kieferはパースペクティブが好きな、空間への感覚が鋭敏な作家だと思うんだけど、
作品のなかでは、そのパースペクティブを強調しながら、かつ、それをぶちこわす。
そのあたりのセンスとか、素材感のセンスとか、まじですごい。
いや〜、大満足。
コレクションにはGeorge Baselitzの部屋もあった。逆さの人、といったら分かるかな。
彼の作品もわりと好きです(ここのコレクションはいまいちだったけど)。
ドイツに滞在中に見たい。ちなみにBaselitz氏とは話したこともある。
以前、イスタンブールの友人のアーティストが、Baselitzの作品展の内覧会のパーティーに
連れて行ってくれて、そのときに紹介してもらったんです。
懐かしい思い出です。
どうやら調べて見たら、BONNでもKieferの展覧会をやっている!この展示作品もすごそうだ。絶対行く!