久御山町まちづくり・地方創生セミナー

8/21に「久御山町まちづくり・地方創生セミナー」に講師として参加させていただきました。
http://www.town.kumiyama.lg.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=2426

洛南タイムスに趣旨を簡潔にまとめていただきましたので、以下、一部を転載してご紹介します。
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今後のまちづくりについて、町長や専門家が議論を交わした。/パネラーとして、信貴康孝町長、龍谷大学政策学研究科の青山公三教授、京都大学大学院工学研究科の山口敬太准教授が登壇。/町民や町役場職員、京銀関係者など約130人が参加した。

・信貴町長は「町のトップ」として、4月に策定した「第5次総合計画」や都市計画マスタープラン、土地利用や公共交通の考え方などを紹介。また、2期目の選挙公約に掲げた「未来創造プラン35の宣言」を示し、まちづくりや子育て支援策に関連する項目を解説した。(一部略)
・青山教授は「20年後を見据えたまちづくり」をテーマに話を進めた。地域社会やまちのありかたなど、大きな社会変革が起こると話した。しかし、教育や観光、地域に根ざした文化発信、食糧供給など「変わらないもの」もあるとし、「新しい社会の動きと変化しないもの、両方をバランスよく実現していくことが大切」と説明した。(一部略)
・山口准教授は「歴史」や「緑」に着目した魅力創造について話した。第5次総計でうたう「魅力と個性」にあふれ「いきいき暮らせる」まちを作るため、若者を獲得する必要性に触れた。そして、地域交流や文化資源の「見える化」で、地域のシンボルやイメージを作ることがとても重要と説いた。
 また、写真共有SNSで評価の高い、旧山田家住宅や町の路地、久御山ジャンクションの夜景などを紹介し「まだまだお宝が眠っている」と魅力の掘り下げを提案。自身が係わった他市のまちづくりや、国内外の事例を紹介した。これらを踏まえ、久御山ジャンクションの交流拠点化や、市民農園や芝生広場の整備など、自身が考える「緑のまちづくり」戦略を提示した。
【洛南タイムス 2017年8月23日版(盛川振一郎)】
http://www.rakutai.jp/news/0823/003.html
—-(以上、転載終わり)
 
 
信貴町長から、新市街地の定住プラスαの新たな土地利用への転換に関するご説明もありましたが、産業立地と住街区促進を進めるにあたっては、単なる開発ではなく都市型農園やCCRCなどプラスαを進める必要があることを主張されておりました。

私もまったく同意します。このようなまちづくりを進める上で私から提案させていただいたのが、以下の点です。
・埋もれている地域資源を発掘し、地域の歴史や魅力を次世代に伝える「地域の文化資源の見える化」や、地域内外の人々が集まり交流する場をオープンにする「地域交流の見える化」による「地域のシンボルイメージづくり」が、長期的に見た人的資源を支える基盤として、とても重要。
・「農」の地域資源を活かし、「緑」を地域の魅力づくりの武器としてとらえて、民間開発を契機とした積極的な創出を図り、農×緑の拠点において「地域交流を見える化」するとともに、農地の活用による「稼げる担い手」の育成や、交流の場のデザイン、地域住民の愛着の育成などとあわせて考えることが必要。
 
 
※上記の考え方を、学生チームが3日程度のWSで、ひとつの具体策を提案してくれました。
大学生観光まちづくりコンテスト2017」での発表内容です。
『くみやま くるくる アグリパーク ー久御山らしさを実感する地域交流の場ー』
プラン概要(PDF)
発表プラン(PDF)

2件のフィードバック

  1. 遅ればせながら、その節は大変ありがとうございました。

  2. yamaguchikeita より:

    こちらこそありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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