欧州の道路空間再編研究会
今年度、当研究室と中央復建コンサルタンツ株式会社の間で「近年の欧州におけるインフラ空間の再編」に関する共同研究を行っております。
日本で事前調査を行った上で、2018年の10/19-11/1の14日間に、パリ、ストラスブール、リヨン、ブリュッセル、コペンハーゲン、ウィーンの6都市において調査を行いました。計15回のヒアリングを行うなど、過酷な調査日程でしたが、とても充実した調査になりました。
この成果については11月12日に、関西道路研究会「道と文化研究部会」(代表:山口)との合同で、報告会を開催しました。速報的報告の位置づけです。
報告会次第
(1)共同研究の意義 兼塚卓也(中央復建コンサルタンツ株式会社(CFK)代表取締役社長)
(2)共同研究の問題意識と枠組み 末祐介(CFK)
(3)欧州現地調査のねらいと行程 山口敬太(視察団団長、京都大)
(4) 欧州現地調査報告
・車道の歩行者空間への転換とそのプロセス —ブリュッセルとウィーン 吉野和泰(京都大)
・フランスの都市再生事業のプロセスと事業スキーム —ストラスブール 岡田哲也(CFK)
・都市再生事業におけるデザインコントロール —リヨン・コンフリュアンス 植平健(CFK)
・デザインコンペで設計者が考えるべきこと —コペンハーゲン 加藤慎吾(CFK)
・交差点の広場化と共同設計にみる新たなデザインの可能性 —パリ 諏訪淑也(日建設計シビル)
(5)パネルディスカッション コーディネーター:山口
以下、イントロのスライド数枚。
山口_視察行程s自治体からもご参加いただき、活発な議論ができましたこと、感謝申し上げます。
今後、学会活動や出版活動をふまえ、さらに専門家(大学、コンサル)を加えて、関西道路研究会や国総研とも連携しつつ研究活動を展開していきますので、お力添えの程、よろしくお願い致します。