茶の文化的景観 国際会議
昨年、ICOMOS文化的景観国際委員会の前委員長のモニカさんを日本に招いて国際会議が開かれましたが、今年は中国ICOMOSから、世界遺産の登録申請や保護管理の実務に関わる4人のエキスパートを招いて、国際会議が開かれました。(クローズドですけど)。中国の4人の専門家の方には、あらかじめ2日間視察をしていただいてのディスカッションでした(日中同時通訳付で)。
内容は非公開ですが、中国の茶や古道に関する価値づけや保護管理について詳細を教えて頂き、また、宇治茶についても濃密な意見交換ができ、非常に有意義な会になりました。価値の着眼点やロジックの組み立て、グローバルなストーリー立てや戦略にもとづく構成要素の設定など、世界の広さをあらためて実感しました。というか非常に戦略性が前面に出てました。こうした文化交流ができるというのは、研究者冥利に尽きますね。
私も、座長の清水重敦先生とともに宇治茶に関するプレゼンをさせていただきました。