地球環境学堂へ
2022年4月より、地球環境学堂に所属替えになりました。都市基盤デザイン論分野を担当します。
とはいえ、工学研究科も兼任で継続を担当しますので、実質的にはこれまでと変わらないのに加えて、地球環境学堂の運営にも関わる、ということになります。
吉田キャンパスにも分野で一室、居室を設けていただいたのですが、それが旧土木工学教室本館の建物(1917(大正6)年築の煉瓦造2階建て)の二階になります。学生のときからなじみのある建物です。
歴史ある旧土木工学教室の本館を使わせていただくこと、大変うれしく、自然と気持ちが引き締まります。私が吉田にいるときは打ち合わせをここで行いますので、ぜひ遊びにいらしてください。
さてさて、最近思っていること。研究というのは、研究そのものに意味がある以上に、研究者(学識者)であることを保証する免許としての意味が大きいです。別の言い方をすれば、弟子がいい研究ができて、いい研究者となるよう育てられるか、の技能教科としての意味が大きい、ともいえます。
いい研究が出来ない人は、いい研究者を育てられません。逆に言うと、人を育てるためにこそ、いい研究ができるよう日々励んでおくことが必要ですね。
人間の肉体には限りがありますので、肉体の限界を超えて、学問の発展・継承を図るには、人材育成が最も重要です。
というわけで最近、人材育成の観点から、あらためて研究の意義を再認識しております。
・・・とまあ独り言、です。