これからの研究

 
2009年から卒論・修論を見てきて,今年で4年がたちました.
この4年ほどは都市形成史を中心に,歴史研究に重点を置いてきましたが,それとともに,
そろそろ本格的に「新しい景観まちづくりモデル」の実践にむけての研究を進めていかないと
まずいだろう,と考えています.(もちろん断片的には研究を進めてきましたが)
  
研究については一応,「風景の持続性に関する基礎的考察」のなかで,これまでに考えてきた
(土木学会論文集D3 (土木計画学), Vol.68, No.5 (土木計画学研究・論文集第29巻), I_21-I_33, 2012)
ことを整理しましたが,では,これからどのように研究を体系づけていくか,
ということについては未だ定まっていませんでした.
 
一方で,将来,半期分の講義を担当することになったことを想定して,講義の内容を考え
始めています.今年くらいから講義ノートを作成していきたいと考えています.
自分の中で理想的な講義シラバスをつくろうとしていると,「あ,こんな研究がほしいな」と
思ったりします.そんな感じで研究テーマのアイディアを練ったりしていました.
 
  
そんななか,今日の自分ゼミでピカっと,かなり明確に研究ミッションを整理できました.
あえてここで書きますが,研究しようと思っているテーマは次の3点です.
1.非言語的感覚の表象化に向けた,景観認識の構造的理解
2.景観価値意識の変容メカニズム
3.合意形成(とその場づくり)におけるソーシャルキャピタルの役割

これらの研究は,理解のための「風景構造モデル」を,計画論(実践)へと展開するために,
また,「新しい景観まちづくりモデル」の実証的提示のために必要なものになると思っています.
関連する研究としては、
1は、奈良盆地東麓を対象にした山本君の卒論がその契機となっています。
2と3は、今実際に関わっている風景づくりの現場をフィールドとして、ステークホルダーたちの
意識の変化を追っているところです。

チャレンジングなテーマになると思いますが,今後発展性のある研究だと考えているので、
来年度以降,是非うちの学生さんたちと挑戦したいと思っています.
(学生さんは興味があれば話を聞きに来てください.)
 
 
はやくも来年度のサブゼミ(研究室内専門分科ゼミ)が楽しみになってきました.

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