生成AI時代への適応(その2)

生成AI時代への適応(その1)の続きです。 正確に理解している人は多くいないと思いますが、生成AIの台頭による知的労働の地殻変動が生じています。AIが得意とする技術的処理、論理と演算、膨大なデータの取得と活用、文書作成の領域では、これまで「頭脳労働者」として評価されてきた人間の価値が、「このまま」では相...

生成AI時代への適応(その1)

生成AIは人間の仕事を大きく変えると言われています。 昨年の今あたりは、いずれそうなるだろうくらいに呑気に考えていたのですが、いやいや、もう既に研究の分野でも大きくやり方の変化が進んでおり、自分たちのやり方を変えて適応させないとまずい状況になっていると気がつきました。 また、そのインパクトも非常に大きい...

私の原点

2/21の十三未来会議で話をするために、あれこれ考えていました。十三では「淀壁」という壁画アートの、とてもクオリティが高い魅力的なプロジェクトが進行中です。https://www.yodokabe.net それをみてたら、ふと、昔のことを思い出しました。私が研究室に入る前、大学3回生のときにアート系のワ...

都市大阪創生研究会と鳴海先生

最近、都市大阪創生研究会について調べていて、たまたま鳴海邦碩先生のインタビュー動画を見つけました。龍谷大学の服部圭郎先生がされたインタビューです。(https://www.hilife.or.jp/cities/data.php?p=1794)何気なく視聴したら、話が深い・・・。なるほど!とすごく腑に落...

2025年の抱負

年が明けましたので、今年の抱負を語りたいと思います。ただ、抱負だけ語っても、なぜそれを目指すのかが伝わらないと思うので、合わせて、僕がいま見ている社会の未来の像についても触れたいと思います。興味がある方は、ぜひリアルでも意見交換しましょう。   さて、ここ数年、研究者としての変化の必要性を感じていました...

若いうちに何を信じるべきか

ゼミの懇親会で話していて、ぜひこれは若い学生諸君に伝えておこうと思ったので、備忘録として残しておきたいと思います。 若い頃は「自分は何者であるか」「自分には何ができるのか」を模索する時期です。 私もこれまで百人以上の研究室卒業生、千人以上の仕事でお付き合いある実務者・専門家等を見てきて、本当に大事だと思...

令和6(2024)年師走

マグロは泳ぎ続けなければ酸素が取り込めず死ぬという。人間はマグロではないので、充実した生活には、適度な休息が必要だ。 しかし、ありがたいことだが、このひと月の間で、9つの講演・話題提供をする機会を得た。およそ3〜4日に1度の講演が1ヶ月間続き、なんとかそれを乗り越えた。これで、睡眠不足に悩まされることも...

船場社会実験2024秋

先週末に実施された大阪南船場・博労町のシェアドスペース社会実験 2024秋。主催は船場まちづくり検討会・大阪市建設局)。地味にみえますが、歩道のない道路での、チャレンジングな実験です!  車両の交通規制をかけずに、バリカーの代わりに移動式プランター、全区間で自主警備2人だけと、数年間の地道な積み重ねもあ...

錦橋–中之島ブリッジテラス2024秋

昭和6(1931)年に土佐堀川可動堰として設置され、現在は土佐堀川にかかる歩行者専用橋となっている錦橋。この近代大阪を象徴する鉄筋コンクリートアーチ橋は、1985年に橋面の美化改修が行われ、橋上ギャラリーとなりました。そして今、中之島ブリッジテラスの取り組みと並行して、新たな橋のあり方が模索され始めてい...

近況報告 2024 夏

随分久しぶりの更新になってしまいました。 特に何かあったわけでもなく、単純に日々仕事に追われており、心の余裕がなかっただけです。実際、この1年半、人生で最も忙しいといってよい日々を過ごしていたのも事実ですが。 毎日、朝昼晩ずっと打ち合わせや会議をしているような日々ですね。おかげで瞬発力、アドリブ力が鍛え...