船場のシェアードスペース社会実験
船場 高麗橋ストリートパーク 2021が、11月18〜20日に開催されました。
https://semba-navi.com/event/streetpark2021/
私も船場まちづくり検討委員会委員として関わらせていただいていますが、今回の社会実験は、車道(一方通行)上に、車両の通行空間と、人のための滞留空間を両方設けている点で、画期的なものだと思います。滞留空間と公開空地を一体利用している点も注目です。
プランターを備えた車両対応のボラードなどもありますし、サンキタ通りのように歩車道境界もフラットにして、照明柱や街路樹を工夫すれば、新しい道路空間のありかた、道路空間再編のあり方がみえてくるような気がします。
もちろん車両が人と同じくらいのゆっくりの速さで通行することが前提ですが。
海外では、2000年代以降、車両と歩行者を同等に扱うような道路交通規則が設けられるなど、シェアードスペースの制度化が進んでいます。
日本においても、船場のような歩道のない道が多く、その活用が課題となっています。日本独自の交通規則が設けられないか、そのような期待を感じさせるシェアードスペース社会実験でした。