つれづれと
京都造形大の庭園学講座で「文人の住まいと隠遁の風景」を講じるにあたって原稿を書いた。京郊の山のほとりに住んだ近世初期(寛永前後)の文人たちが、いかに風物、風景を見出したか、というのが主題だ。博論の6章をもとにしているが、これを学会で講演発表したとき、東工大の齋藤先生から、なぜ若いあなたがこ...
[付記2016.6.10] あらためて考えると、僕が歴史研究のテーマを設定するときに基準としている事は、 まちや人(市民、都市デザイナー)のアイデンティティや価値・規範形成に貢献するかどうか、だ。 その貢献が大きいほどよい(むしろ方法論以上に)と考えている。 ——付記、以上...
今日たまたまみたNHKで縮退都市とその政策を取り上げていた。 1人あたりのインフラ維持費の莫大な郊外は、なるべく撤退の方向で考える、 という考え方は合理的で理に適ってはいる。都市の集約化と縮退は必要。 なかでも公共投資を中心市街地に集約するというプラスの考え方は事業ベース、 補助金ベースの話なので、まあ...
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